日本初の保険適用になった、脇汗外用剤を皮膚科で処方して貰いました。
どの程度の効果はあるのか、効果が出るまでどの位か、どんな副作用があるのかも気になる。
それと、いままで使ってる塩化アルミニウムとの違いなども比較しました。
ちなみに小学生の頃から多汗症の私。さまざまな治療や手術を経験済です。
■■■目次■■■
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日本初の保険適用エクロックゲル
日本初の保険適用の原発性腋窩多汗症外用剤。2020年11月に発売された外用薬。
多汗症は一種の難病なのに日本に治療薬はなかった。海外の制汗剤も複数試したし手術やボトックス注射もした。何より悩んで悩んで手術したのに汗は止まらなかったんだよ!
さまざま試してたどり着いたのが「アルミニウム入り制汗剤デトランスα」
脇汗の苦痛や悩みからはホントこれで解消された。どんな色のシャツも初めて着ることが出来た。私にとって手放せない商品です。
そして去年、医療用として処方された脇汗用の薬がエクロックゲルなのです。
特徴、使い方、副作用
多汗症の汗と、その汗を止めるエクロックゲルの特徴
- 多汗症の原因となる汗はエクリン汗腺から分泌
- エクリン汗腺は交感神経により調節されている
- 交感神経から汗を出す指令をエクロックゲルがブロック
多汗症は交感神経が影響してるから、その交感神経からの指令を停止させることで汗を止めるみたいです。
使い方
1日1回塗布。手ではなく内側のふたの上部で塗る
副作用
かぶれ、稀に口渇、便秘、目のかすみ、排尿障害
他、成分等
- 性状:半透明なゲル
- 有効成分:1g中ソフピロニウム臭化物50mg
- 添加剤:ヒドロキシプロピルセルロース、ヘキシレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、無水クエン酸、無水エタノール
保険適用の価格と薬価
保険適用の処方薬なので3割負担です。
- 1本20グラムで4874円
- 3割負担で1462円
安いと感激したらそうじゃなかった!
処方薬はこの価格だけではない。それと1本で2週間分でした。
処方薬には追加料金が発生!
薬局で処方される薬なので他の費用もある。私の場合は調剤技術料と薬学管理料が追加されて1840円。これに診察料が1080円掛ったので合計2929円(2週間分)
初診料などを抜いても、1ヶ月5000円以上は掛かりそう。
初めは2週間分しか処方出来ない規定らしい。3回目以降から2、3本出せるみたいな説明がありました。でも、その際も診察は必要みたいです。
塩化アルミニウムとの比較
脇汗の苦痛やストレスから、唯一解消されたアルミニウム入り制汗剤デトランスαと比較。
効果・価格・副作用・使いやすさ
デトランスα(Perspirex) | エクロックゲル | |
効果 | 表皮で作用(医師確認) | 真皮で作用(医師確認) |
価格(1月分) | 999円~2900円 | 5000円前後 |
副作用 | 皮膚炎、かゆみ | 皮膚炎、かゆみ、口渇、光の眩しさ |
使いやすさ |
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デトランスα(Perspirex) | エクロックゲル | |
私の副作用 |
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効果が出るまでどれ位か
効果が出るまでの期間
デトランスα=Perspirex | エクロックゲル | |
汗が止まるまでの期間 |
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しばらくエクロックゲルを使用してみようかなあ。けど通院が面倒。皮膚科がすごい混んでいて事前予約していたのに1時間待ちでした。
価格と使い勝手は断然デトランス。容器が小さいのもいい。エクロックゲルは大きくって15センチある。
只今、左脇はデトランスαで右脇エクロックゲルで比較実験中。10日使用の現在も右脇の汗は止まりません。継続使用して追加します。
追記1
エクロックゲル連続17日使用結果
汗の量は減りましたが、完全には止まりません。触ると塗れています。完全に止めることは出来ず、減らすことが出来るのかも知れません。
追記2
連続20日使用後2日中止の結果
使用を2日止めると元に戻ります。汗復活です。デトラントは4,5日間は大丈夫ですし少し汗が戻る位。エクロックゲルは毎日必ず塗らないとダメですね。
【脇汗用】 |