「御岩神社行ってみて、異世界感があるから」と教えられ、御岩神社とやらを知らなかった私は早速調べて行ってきました。
三峯神社の奥宮登山に比べたら余裕なはずと思っていました。
ここ、宇宙から光の柱が見えたとかでパワースポットで有名らしいですね。
この記事の内容
|
3ヶ月前に行った三峯神社に比べたら近い。電車とバスの時刻を調べ上野駅を7時の特急で初茨城へ向かいました。
- 上野駅(特急ひたち1号)→日立駅へ約1時間半
- 日立駅(バス)→御岩神社へ約35分
- 御岩神社へ9時半前に到着
山頂まで登るつもりだったのですが、前日は1~2時間しか眠れず朝から胃の調子も悪い。
3ヶ月前に三峯の奥宮まで登れたんだから、きっと登れるとは思っていましたが無理は禁物。それにこの日は猛暑復活日でした。
ご本殿
稲荷神社なのに大黒様と恵比寿様
ここで、突然足の小指が痛くなった。いつも履いているスニーカーなのに何でかな?
ふと、看板らしきもの発見。近づいて確認。
確か「裏参道の方が楽」ってどこかで見たし、昔は裏参道が表参道ともブログに書いてあったから、裏参道から「かびれ神宮」へ行くことに決定。
小指に絆創膏を貼って出発!余裕な山道。
しかしですね・・
呼吸が荒くなり始め、しばらく進むと地獄のような山道が続くのです。
急な上り坂、粘土層でツルツル、石だらけで足首捻りそう、もうもう汗だく。こんな汗だく記憶にないわー
心拍数は激しくなりドクンドクンが分かる。水筒の冷たい麦茶もあと少ししかない。
かびれ神宮はまだなのか?
苦しんでいる最中、男性2人が後ろから来ました。
「かびれ神宮はこの先ですか?」と聞くと、地元民だけど知らないと言うのです。
えぇぇーーー!
案内板はなかったし、視線の先は上り坂が続いてる。もしかしたら、かびれ神宮は見落としてすでに山頂に向かってる!?
男性以外は誰とも会わない。きっとそうだ、すでに「かびれ神宮」は過ぎて登ってるんだ。
嘘でしょう。。。
息が苦しい。滝のような汗。体調がいまいちなのに私大丈夫かな。降りたいなあ。身の危険も感じ写真を撮る気力もない。
降りてくる人とすれ違い始める。「山頂は近い?」と、杖を突いて降りて来た中学生くらいの男の子に聞いてみた。
「うーん、まだけっこうあります。頑張ってください」
「えーまだかぁ!ありがとうございます」
もう、くじけそう。泣きそう。
何度も滑りそうになり、何度もめげそうになり、急斜面を登って、やっとこさ山頂到着。
この景色に感動も薄く、ただ無事に登れた安堵感に満たされる。
ひと口だけ残して置いた大事な麦茶をゴクリ。ほんとひと口で終わった。
予定外の登山にクタクタ。でもさあ、御岩山頂530メートルで三峯山頂は倍以上なんだよ。
心配だった寝不足や体調不良や足の小指の痛みも大事に至らず無事。
先に到着していた、2人の男性が「おねえさん、あっち行った方がいいよ。すごい場所だから」と。
お、お、おねえさん!「はーい、行きます」例の場所ね。
宇宙から光の柱が見えたっていう場所ね。
この囲われた聖域内が涼しいのです!山頂なのでやや涼しいのですが、それでも顔に冷たい空気があたるの。ちょっと不思議。
下山は表参道から。
本来の目的だった「かびれ神宮」苔むしていて神秘的。人も殆どいませんでした。
ここにいた2人の女性が、変な方向から降りてきた私に話し掛けて来ました。
「裏参道の入り口がわからなかった」と。確かにわからないかも。
私は、突然痛くなった小指に絆創膏を貼るためベンチに行き、その際に少し離れた場所にあったこの看板が気になり、今いる場所が裏参道の入り口だと偶然知ったのです。
あれ、また導かれてる?
履きなれたスニーカー(三峯登山もコレ。一度も痛くなったことは無い)なのに、何故だか小指が痛くなった。もし痛くならなければ、私も裏山道の入り口が分からなかったかも。
神様が山頂まで行かすべく、私を導びきましたかね(笑)
かびれ神宮から降りる直ぐの道が険しくツルツル。何度か滑りそうになりへっぴり腰。それ以外は問題なしで下山。
下山して真っ先に販売機で一気飲み。
予定より15分遅れのバスに乗り、帰路日立駅へ。
特急と乗車切符を買って時間まで腹ごしらえ。駅の横は海なのです。そっか日立は海沿いなのね。風が涼しい。
三峯登山の方が距離も倍以上だし、参道もわかりにくく確実に大変。なのに身体的には何倍も御岩山頂への登山の方がきつかった。
三峯の登山には恐怖心もあったけど、こちらは恐怖心ゼロ。
それでも、命の危機を感じた理由はこれ。
「猛暑」
体力消耗しながらデコボコ道を登ってるんだもん。そりゃ高校球児でも疲れるよね。
少ない水分補給と疲弊状態の中、熱中症にもならずまずは良かった。