
元夫は9歳下。年収600万と聞いて結婚したら、実際は2500万だった。
夫のお陰?で、無職のまま引っ越し先も決まり、息が詰まる一つ屋根の下から解放された。
そして、これからの生活費やお金の不安や問題が起きてくるはず、だった。
■■■記事の内容■■■
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無職の生活費
深く考えず別居はしたけど、今後の生活費はどうするかだ。
家計は私が管理し夫はノータッチだった。振り込まれた給料から必要経費が引き落とされ、残りは私が自由にしていた。
几帳面で口煩い旦那の妻には、もの凄く羨ましいと思う。
預金をこっそり私の口座に移動
実は、別居の意思が固まり始めた頃から、自分の個人口座に生活費の一部を移動させていたんです。
家庭の貯金がいくらあるか、知らない夫だから出来たことだけどね。
ただね、年収が高かったけど、仕事柄付き合いや出費も多く貯金はあまりなかったんです。
年収が数千万でも、実際に給与として振り込まれる額は、上場企業サラリーマン並み。不動産や経営にも回してたので、単純に2500万÷12ではないんですよ。
それと税金が高い!休みなく働いているから得られる額なのに、なんだか理不尽に感じることもあった。
とある、起業家や投資家や外資系金融マンの集まりで聞こえた会話。
「寝る時間を削って、死ぬ気で何年も働いた結果が、やっといまの収入に繋がった。そしたら今度は取られるばかりだ!」
「大した努力もしないで、税金も免除され、義務も果たさず、貰う権利ばかり主張する〇〇達に腹が立つ!」
義務も果たさず、権利ばかり主張する〇〇達には同感。
税金の行方は納めた人達で決められたらまだいいのにね。
と、無職の私がほざいてみた。
妻の面倒は夫の義務
「別居中でも妻の生活費は夫の義務」
旦那さんに請求するべきではと、離婚経験者の友人が言った。
法律に詳しい夫は「別居中の責任」は、きちんと理解してたはず。ただ、何も請求しない私にわざわざ言ってこない。
私的には面倒くさいし、そこでゴタゴタすることにも疲れる。こっそり移動させた預金があるから、これで賄えばいいと思って過ごした。
仮面夫婦を演じる
別居して顔を合わせることは減ったけど、夫に書いた手紙にブチ切れられたり、電話で言い合いしたこともあった。
また、地方に住む義妹の結婚式に出席したり、夫の友人の結婚式に出席したりと仮面夫婦を演じた。
現状を知らない人から「いつまでも仲いいね~」に、苦笑いする。
土地勘もなく知らない人だらけの結婚式。私を放置し楽しんでる夫に怒りを覚えた。
見送りなく、一足先に帰る機内で、ずっと涙が止まらなかった。
運を引き寄せる
「満期のご案内」と予期せず連絡が届いた。2年後に満期だと勘違いしていた定期預金。
貯金が潤うと気持ちが安定する。ほんと、お金のゆとりは心のゆとり。
そして、これで終わらない。
「〇〇しない?」知人から仕事の話が舞い込む。フリーランスとしての仕事をオファーしてくれたんです。
時給も良く、ありがたいったらありゃしない。
地獄に仏。短期間で起きたこの幸運。何か過去に善い行いしてたのかしら?
お金と仕事の問題が一機に解消した!
夫からの援助なし
請求もしてないので、もちろんのように生活費の申し出はない。
ただ、色々と運が良かったので、普通に自由に生活が出来た。
別居して始めての美容院でのこと。隣に見たことある占い師がいた。
「DVやモラハラ受けても、お金がないから耐え忍んでる妻がたくさん相談に来る」
自力で稼げる力は絶対だと改めて学んだ。美容室で無料で人生相談して貰った気分を味わった。
別居からのケジメ
快適な一人暮らしから半年が過ぎた年末。年度末のケジメあるあるの連絡が入った「きちんとする」と。
年内中に離婚届けをきちんと出すと。
夫の意思を聞いて寂しかった。「やり直そう」と、私への未練があって欲しいとどこか期待してた。
年が明けた1月15日。区役所に確認しに行った。
「えーと、離籍されてないですね」と。
続く